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░ 自閉症児に共通する生物化学的問題 「生物化学的な問題」というのはなんとも難解な言葉ですが、分かりやすく言い換えると、特定の食物に対するアレルギーや不完全な消化、腸内での細菌バランスの極端な乱れや身体に悪影響を及ぼす真菌/バクテリア類の異常増殖、あるいは体内における環境毒素の増加などにより様々な毒素が血流に取り込まれ、脳神経に影響を与えることを意味します。 その結果、多くの自閉症に共通する行動上の問題を悪化させ、場合によってはその原因となります。 「自閉症とPDDに対する生物化学的治療」は過去15年間に米国において大きく発展し、専門医の数も全米で700名以上を数えるまでになりました。生物化学 的研究により、自閉症やPDDは「原因不明の脳神経の異常」ではなく「身体の疾患が脳に生化学的な影響を与えて起こる障がい」であることが明らかにされ、身 体の疾患を治すことで障がいの症状の改善または場合によっては治癒が可能になったためです。 今も米国においては数多くの成功事例がTVやインターネットを通 じて自閉症児のご家族の間で広く共有され、また完全治癒のケースも報告されるなど、自閉症/PDD治療方法としてますます注目を集めています。 自閉症の生物化学療法詳細はこちらを参照ください.→ 自閉症とPDDのための生物化学療法 ░ 何故検査が必要か? 一般的によく知られているGFCFダイエットやキレーションも生物化学療法の一部ですが、それら単独で行うだけでは効果が現れにくいケースが多々あります。 成功させるためにはまず検査によりどのような身体の疾患があるかを明確にし、その結果に基づいて 複数の治療を総合的に組み合わせることが重要です。また、生物化学療法の取り組みは長期にわたりますので、その間、定期的に検査を受けて進み方をチェックすると共に、その時に応じた必要な変更を加えることもまた、最大の効 果を上げるために必要となります。 ░ グレートプレーンズラボラトリー(GPL)社 GPLは自閉症の様々な症状に影響を与える自閉症児共通の生物医学的原因の検査をする専門機関で、現在米国で生物化学的な治療をうける自閉症児の ほとんどがGPLの検査を受けています。 創設者のウィリアム・ショー博士は自閉症の生物医学的研究の第一人者で、自閉症とPDDのための生物化学療法の研 究と確立の中心的な役割を果たしてきました。 ショー博士の開発した検査の多くは特許技術のため、GPLでしか受けることができません。 GPLの日本語サイトはこちらからご覧いただけます→ GPL社の日本語サイト ░ GPL検査キットリスト 以下、ショー博士が提案し全米の自閉症専門医が活用する自閉症とPDDのための生物化学検査をご紹介します。 □GPL自閉症基礎検査パッケージ 初めての方にオススメ 自閉症児に広く見られる生物学的治療ニーズの状態を、お子様一人ひとりごとに正確に把握し、医師による治療計画立案の基礎を固めるための有効なデーター収集を可能としますので、初めて検査を行う方には特にお勧めする検査セットです。 以下の4キットを含みます。 個々のキット詳細は夫々の説明を参照ください。 セットで注文する ▦ IgG 食物アレルギーテスト(血液)** 自閉症の症状はお子様一人ひとりで異なり、基礎検査以外の検査が必要となる場合がありますので、専門医と相談の上必要な検査を受けてください。 以下は自閉症のケースで使われることの多い追加検査のリストです。 ▦ アミノ酸テスト(尿)
● ご注文の際には必ず検体発送料金前払いサービスを発送の回数分ご購入ください。 ● 複数のテストをご注文されても、一回にまとめて米国GPL社へ送付されるときは、検体発送料金前払いサービスの購入必要数は1個でOKです。 ● 血清採取を病院でされる場合は検体を受け取るまでに時間がかかりますのでご注意ください。 家庭でできる尿や頭髪採取は血清入手とタイミングを合わせて行うことをおすすめします。 ● もしも検体を2回に分けて発送する場合は検体発送料金前払いサービスを2個購入してください。 ● 検体発送料金前払いサービスのご購入額が不足した場合は別途ご請求申し上げます。 ● 上記の他にご注文合計金額に対して以下の国内送料が加算されます。
░ 検査の流れ ■ ご希望の検査を注文します。 ■ ご注文から2〜3日後に検査キットがご自宅に届けられますので、同封された日本語解説書に従って検体を採取し、発送準備してください。 ■ 同じく同封されたFEDEXの発送注文用紙とINVOICEに必要な事項を記入しお近くのFEDEX営業所にお持ちください。 発送料金はキットご注文時にお支払い済みなので、FEDEX営業所でのお支払いは必要ありません。 ■ 結果連絡までの日数は検査により異なりますが、およそ2〜3週間後にGPLよりの検査結果とコメントをお客様のe-mailアドレスにお送りします。 ■ 結果連絡までの日数は検査により異なりますが、およそ2〜3週間後にGPLよりの検査結果とコメントをお客様のe-mailアドレスにお送りします。 ご注文時に必ずe-mailアドレスをご記入ください。 ■ 検査結果を基に専門医と治療方針をご相談ください。 もよりの専門医がいらっしゃらない場合は、E-mailにて米国専門医による検査結果の解説とダイエット/サプリメントのアドバイスを受けられる「GPL検査結果解説」サービスをご活用ください。 詳しくはこちらをご覧下さい。 → GPL検査結果解説サービス ░ GPL検査の関連情報(GPLホームページへのリンク) ▼ ">ショー博士へのインタヴュー 検査についての更に詳しい話を、やさしい言葉で話してくれています。 ▼1996年自閉症協会全米会議の概要 自閉症のための有機酸テストについて科学的及び技術的な論議が行われました。 ▼本人とご両親からのコメント ▼生物化学療法に関する本 ショー博士著「自閉症とPDDのための生物学的治療法」日本語版の紹介です。 こちらから購入することもできます。→ ショー博士の本を購入 ▼GPLホームページ日本語版 ░ よくある質問(GPLホームページより転載) ●酵母菌に関する質問 私の子供に、ツグミ(肛門あるいは生殖器の発疹)のような酵母菌による体外的な症状がなくても、酵母菌問題があると考えるのは可能でしょうか? はい。多くの場合では、行動の異常性が、消化器系の根本的な酵母菌増殖の唯一の手掛かりになります。 断続的な微熱は酵母菌伝染の徴候になるのでしょうか? 熱は、しばしば血液循環(系統的酵母菌感染)の酵母菌伝染を伴います。血液中の酵母菌を検査するには、血液内の酵母菌培養や酵母菌に対する抗体を発見する必要があります。これらのテストは、マイナスの結果を出す可能性も高いことを考慮しておいてください。あなたの子供は、消化器系内で酵母菌が増殖しているかもしれません。 私の子供は、口の周りに白い皮のようなものが多く付いています。これは酵母菌によるものですか? はい、そうです。国内で最も一般的な酵母菌による疾患のうちの1つに、カンジダアルビカンスがあります。アルビカンスはラテン語で白という意味があるので、舌の白の皮も、カンジダ菌による可能性が高いのです。 私の子供は生殖器や肛門の付近に酵母菌伝染病を持っています。これは、消化器系の酵母菌増殖があるということですか? はい、そういうことになります。しかし、それを確認するためにはテストせずに知ることは不可能です。 私の子供は泌尿器伝染病あるいは膣酵母菌感染症を患っています。泌尿器系の微生物は検査結果に影響するのですか? 微生物はサンプルを汚染するかもしれないし、尿が室温で長く放置された場合、誤った結果に結びつくかもしれません。大便分析 が代用となることを考慮しておいてください。 私の子供は、頻繁に耳伝染病や他の伝染病を持ち、最近少し行動がおかしくなってきました。異常な酵母菌の副産物が増加しているか確かめるために、検査してもいいのでしょうか? はい。グレートプレーンズ研究所(Great Plains Laboratory)はトイレ訓練されてない子供からの尿を集めるために、テープオンバッグというシール付きの尿収集袋を提供します。テストリクエスト用紙に、その旨を記入してください。 私の子供は多くの食物アレルギーを持っています。これは酵母菌問題と関係があるでしょうか?いつ食物アレルギーテストを受けるべきでしょうか? はい、食物アレルギーは酵母菌問題に関連しています。酵母菌は2つの形体で存在します。一つは単一で浮かぶ細胞形状で、もう一つは集合体です。酵母菌が集合体を作るとき、それらは、腸内壁に付着するため、内壁を破壊するホスホリパーゼやプロテアーゼのような酵素を分泌します。酵母菌によって作られた穴は、大きな不消化物分子が血流へ吸収され、食物アレルギーを誘発する、Leaky Gut症候群と呼ばれる状態を引き起こします。酵母菌問題が解決すれば、腸内の穴も治癒されます。その後、血中に漏れる不消化物の量も減り、食物アレルギーの数は減少するでしょう。 ナイスタチンの使用は、患者が受けている他の薬物治療と反して作用するのでしょうか? 非常に大きな服用量が投与されていない限り、ナイスタチンは適当な量で消化器系から吸収されることはありません。それゆえ、反発作薬、プロザックまたはElavilのような抗うつ薬、あるいは他の薬物治療による副作用はありません。もしLamisil、Sporanox、DiflucanおよびNizoralのような消化器系から吸収される抗真菌剤を使用すれば、薬物相互作用が常に考慮されるべきです。同時に使用される他の薬は、より効力があるかもしれないし、後者の薬を使うことにより、抗真菌剤をより効果的にするかもしれません。 これらの治療をすべて同時に始めるとどうなるでしょうか? 酵母菌が症状をより悪化させているかもしれないので、アレルギー およびグルテン/カゼインテストよりも抗真菌剤療法を先に受けることを勧めます。 SuperNutheraとDMGのような補給薬は、どれがあなたの子供に最も効果的だったか分かるように、抗真菌剤治療の前か後に、最低でも2ヶ月その薬剤を試みるように勧めます。それは、すべての薬剤を同時にとれば、どの治療法が一番効果的であるか突き止めることができません。 ナイスタチンの着色料および香味料に対する副作用はあるのでしょうか? はい、その可能性はあります。その場合、純粋なナイスタチンパウダーを使用し、食物の中に入れることができるでしょう。その方法は、fructo-オリゴ糖(FOS)(酵母菌によって活用されない異常な糖)、あるいは草木の甘味料であるSteviaとナイスタチンを組み合わせることです。FOSとSteviaはほとんどの大きな健康食品店において入手可能です。 抗真菌薬治療でどんな効果が見られるのでしょうか? 効果はそれぞれに異なりますが、多くの場合、焦点や集中力の改善に結びつきます。その他効果は、明瞭な発声、じっとすることが少なくなり、頭を打ち付けるなどの自己破壊的行動性が減り、よりよい睡眠パターン、社交性、および多くのアイコンタクトが見られます。 抗真菌性治療は、酵母菌代謝物質が多く発見される患者に役に立つかもしれませんが、酵母菌代謝物質の濃度が高い患者に対しては、その効力は低くなります。抗真菌性治療は通常、単独で自閉症を治療することはできませんが、子供の症状を大きく改善させることから、家族全体の生活を改善させるでしょう。 ●それ以外の質問 私の子供はパン、乳製品、シリアルやパスタしか食べません。どうやって食事療法を行えばいいのでしょうか? ある両親は、彼らの子供は3から4日間変更された食事を拒絶しましたが、最後はあきらめて、新しい食事を食べはじめたことを報告してくれました。食事療法を始める前に、担当医または栄養士と話し合いを持つことも賢明だと思います。私は、子供が数日間食べないことが有害であるとは思いませんが、もし、あなたの子供が糖尿病のような特別な医学的疾患を患っているならば、食事の考慮は重要かもしれないと思います。 どの食物が、乳酸桿菌属acidophilusを持っているのでしょうか? ヨーグルトは乳酸桿菌属acidophilusの含有量が実に高いです。味が付けられていない種類か普通のヨーグルトが推薦されます。なぜならば、下に溜まる果物に酵母菌が成長するかもしれないからです。ラベルを読めば分かるように、牛乳にもacidophilusが加えられています。 サラの食事法」の使用とビタミンAとカロチンに対する感応性についてはどうですか?研究所の有機酸テストとその食事療法について説明してください。 現時点では、患者がサラの食事療法に好意的に反応するかどうかを、有機酸テストで見極めることはできません。現在、この食事に関する生化学的な根拠はありません。 どこでSuperNuthera(ビタミンB6、マグネシウムおよび他のビタミンのコンビネーション)は手に入りますか? カークマン社の製品をiWANTウェブサイトで購入することができます。 購入する どこでdimethylglycineを購入できますか? ニュービギニングズ社の製品をiWANTウェブサイトで購入することができます。 購入する どこでカプリル酸、MCT油、グレープフルーツ種子エキスあるいはニンニクエキスのような様々な抗真菌剤補給剤を入手できるのですか? ニュービギニングズ社の製品をiWANTウェブサイトで購入することができます。 購入する 消化器系のClostridiaの増殖をコントロールするのに、どの副作用がFlagylや経口のバンコマイシンの使用に関係しているのでしょうか? Clostridiaおよび他のバクテリアが死ぬとき、FlagylまたはVanocmycinの主な副作用は、恐らくバクテリアの毒素が放たれるときに起こります。副作用は2-10日から続き、非常に重度です。この薬剤療法の間、子供は医学設備の整った場所の監督の下にいるべきです。副作用は、終始発生する汗と共に、激しい下痢、心臓動悸、極端な無気力および熱を引き起こします。 結合した次々と続く症状が厳しすぎるかもしれないので、Flagyl/バンコマイシンおよび殺菌性治療の両方を同時に始めてはいけません。 Flagylとバンコマイシンの両方は有益なバクテリアを殺すかもしれません。また、Flagyl/バンコマイシン治療を止めて、Clostridiaの再発と酵母菌増殖がある場合は、乳酸桿菌属acidophilusを投与する必要があります。Flagyl/バンコマイシン治療中にナイスタチンを継続することに問題はありません。ただ、抗真菌剤および抗菌性治療を同時に始めないでください。 ░ お問い合わせ 只今、お問い合わせはe-mailでのみお受けしております。下記ボタンをクリックしてご連絡ください。24時間以内(土日・休日を除く)にご返事申し上げます。 お問い合わせはこちらから
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